サッカー日本代表は、この9月と10月に国際親善試合4連戦(9月24日のウルグアイ戦、9月28日のベネズエラ戦、10月1日のエクアドル戦、10月5日のパナマorニュージーランド戦)に臨む。北中米ワールドカップ後の初活動に招集された31名の序列や起用法を、ポジション別に考察する。
来年1〜2月のアジアカップまでの短期続投が決まっている森保一監督は、会見で「W杯までは3バックを基本に、4バックも状況によっては使うこともやってきた。今回も可変しながら戦っていこうとコーチ陣と議論し、3バックも4バックも戦えるようにメンバー選考している」とコメント。しかし、SBのスペシャリストが1人もおらず、陣容バランス的には3−4−2−1があくまでも基本布陣と見るべきだ。
そんな中でシャドーは、もっとも選択肢が多いポジションだ。W杯メンバーの久保建英(レアル・ソシエダ)と鈴木唯人(フライブルク)をはじめ、WBやボランチと兼任の前田大然(イプスウィッチ)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、伊東純也(ゲンク)、堂安律(フランクフルト)、中村敬斗(リヨン)、佐野航大(PSV)、佐藤龍之介(バレンシア)、そして初招集の松木玖生(サウサンプトン)、齋藤俊輔(ウェステルロー)などが候補になる。
本来なら中核の久保は、W杯中に痛めた膝の負傷から復帰したものの、まだコンディションが上がっていないのかソシエダで開幕から精彩を欠き、直近は公式戦4試合連続でスタメン落ち。この代表ウィークを復活のキッカケにしたいところだ。
一方で鈴木唯人は、フライブルクで絶好調。開幕戦でハットトリック、4節に同点弾を決めて、ブンデスリーガの得点ランクでトップタイに立っている。W杯はわずか12分間の出場に終わっただけに、クラブでの勢いを持ち込んで代表チームでも足場を固めていきたい。
将来的には南野や三笘の復帰も
前田、鎌田、伊東、堂安、中村はすでにある程度の計算が立っているだけに、アジアカップを見据えれば新しい力の台頭も期待されるところ。まず、佐野航大は新天地PSVでアンカーを担っているが、今年3月のスコットランド戦はシャドーで起用されていた。改めてテストされる可能性はある。
佐藤龍之介は新天地バレンシアで監督交代の影響もあり直近2試合で出番なしだったが、今シリーズ最年少の19歳で伸びしろは十分。シャドーかWBである程度のプレータイムが与えられるはずだ。
松木は右WBやボランチ、齋藤は左WBでの起用もありえるが、森保監督は前者を「攻守にハードワークしながら局面局面で勝ち、2列目から飛び出して得点を決める仕事ができる」、後者を「今季は明らかにチームの中心として、個人として自信を持って攻撃の良さを出している。より攻守に関わる部分においてはさらに上げてもらいたいが、まず武器を持っているのが非常に素晴らしい」と、とくに攻撃力を評価しており、シャドーでの起用もありそうだ。
今シリーズは4試合あるだけに、久保と鈴木唯人を軸に、他ポジションとの兼ね合いを考えながら、複数のコンビが試される流れになるか。11月シリーズやアジアカップに向けては、怪我から回復中の南野拓実(モナコ)や三笘薫(ブライトン)が復帰する可能性もあり、とくに佐野航大、佐藤、松木、齋藤などの若手・中堅には大きなアピールが求められる。
(ABEMA/サッカー日本代表)