【明治安田J1リーグ】FC東京 2-0 鹿島アントラーズ(11月7日/味の素スタジアム)
試合を決定づける一撃だった。FC東京のスペイン人FWダニ・ゴメスが、鹿島アントラーズを圧倒的なスピードで切り裂いて独走ゴール。約70mを駆け抜けた鮮やかなカウンターゴールが話題沸騰だ。
11月7日の明治安田J1リーグ第14節で、FC東京はホームで鹿島と対戦。70分から途中出場したダニ・ゴメスは、1-0とリードして迎えた90+4分に圧巻の速攻弾を叩き込む。
FC東京陣内でスローインを得た鹿島は、同点に追いつくラストチャンスと見込んでスローワーのDF関川郁万、MF柴崎岳を除く8人のフィールドプレーヤーをペナルティーエリア内に送り込んだ。
しかし、関川のロングスローは距離が出ず、ニアサイドでFC東京のDF橋本健人が前線へクリア。これを予測していたダニ・ゴメスがすぐさま反応すると、並走していた柴崎を圧倒的なスピードで振り切り、そのまま敵陣ペナルティーエリアでGK早川友基との1対1を迎えた。
この場面でも冷静さを失わなかったスペイン人FWは、右足できっちりボールをゴールに流し込む。勝利を決定づける追加点に歓喜してユニホームを脱いでサポーターのもとへ駆け寄り、チームメイトと歓喜の輪を作った。
独走カウンターからのゴールに、DAZNで解説を務めた水沼貴史氏も「すげぇ!」と大興奮。続けて「強いし、凄いし、走って決める。本当によく走りますね。シュートまでの角度の作り方も冷静でした」と、独力でゴールを決め切ったダニ・ゴメスのフィニッシュワークを称賛した。
レアル・マドリード下部組織出身の28歳
この場面はSNSでも話題を集め、ファンからは「マジで速すぎるって」「何でもできるやん」「足速いし当たり負け無いし技術トップレベルだし何ができないのこの人」「J1環境破壊レベル」「神補強」「素晴らしいカウンター」などの称賛の声が寄せられた。
しかし、ダニ・ゴメスは81分にすでにイエローカードを受けていた。ユニホームを脱いで2枚目の警告を受けて退場となり、本人は「やっちまった…なんてこった」という雰囲気の表情を見せた後、思わず頭を抱えた。
現在28歳のダニ・ゴメスは、名門レアル・マドリードの下部組織出身。スペインのU-19代表やU-21代表も経験しながらテネリフェ、レバンテ、エスパニョール、バレンシア、レアル・サラゴサなどでラ・リーガ1部&2部通算203試合・35ゴールを記録し、今年9月にFC東京にフリートランスファーで加入した。
すると、J1リーグではすべて途中出場ながらこの鹿島戦を含めて6試合で5ゴールと圧巻の活躍。圧倒的なスピードと得点力を誇る最強スーパーサブとして、14節を終えて首位を走るFC東京に不可欠な存在となっている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)