岸防衛大臣はオーストラリアのレイノルズ国防大臣と会談し、自衛隊がオーストラリアの艦艇などを守る武器等防護を行うことで調整に入ったことを明らかにしました。
岸防衛大臣:「自衛官による豪州軍のアセットの警護任務の実施に向けた体制構築に必要な調整を開始するよう事務当局に指示を致しました」
2015年の安保法制で可能となった艦艇や航空機などを守る自衛隊による武器等防護は現在、アメリカ軍のみに適用されています。今回、オーストラリアにも対象を広げることで東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に両国で協力して対応していきたい考えです。また、対象国の拡大によって武力衝突に巻き込まれかねないとの懸念があることについて、岸大臣は「武力攻撃発生の恐れがある場合、速やかに警護の中止を命じる」としています。
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