PCR検査とほとんど変わらない精度で、新型コロナウイルスの感染を短時間で判定できる検査方法の実用化が進められています。
製薬大手の塩野義製薬と日本大学などは新型コロナウイルスの感染を調べる新たな検査方法「SATIC法」を開発し、実用化を進めています。SATIC法は患者の唾液(だえき)を95度で2分間加熱して試薬に垂らし、試薬の色が変わると感染が確認できます。精度はPCR検査とほとんど変わらず、検出の装置や専門の技師が必要なく、判定までにかかる時間は25分程度ということです。塩野義製薬は今後、量産体制などを確立したうえで厚生労働省に薬事承認を申請し、「医療機関や空港の検疫所などで活用できるようにしたい」としています。
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