西武社長「今後もスタンス変わらない」TOB結果受け[2013/06/01 20:54]

 アメリカの投資会社「サーベラス」によるTOB=株式公開買い付けの結果公表を受けて、西武ホールディングスの後藤社長は、サーベラスが提案した取締役候補に反対する姿勢を強調しました。

 西武ホールディングス・後藤高志社長:「スタンスとしては今までと変わりません。(株主に)サーベラスの株主提案、取締役・監査役の提案には反対して頂くということで、これからもきちっとやっていきたい」「(Q.(TOBの結果を)野球のスコアで例えると?)いや、それはちょっと分かりません」
 サーベラスは、拒否権を行使できる3分の1以上の株式を確保しましたが、株主総会で過半数を握る可能性が高まる上限目標の44%には届きませんでした。これを受けて、西武の後藤社長は取材に応じ、「スタンスは変わらない」と述べるとともに、サーベラス側が提案した元副大統領など8人の取締役候補には反対する考えを示しました。また、サーベラスが球団や一部路線の売却を提案したとされることについて、「最高責任者が書面で言ってきた重みがある」としたうえで、撤回する場合も書面で伝えてほしいと強調しました。

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