経済

2013年10月9日 11:51

歴代頭取“放置”みずほ銀行 第三者委員会が調査

2013年10月9日 11:51

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 みずほ銀行の暴力団関係者への融資問題で、みずほ銀行は、4日の会見で「頭取らには報告されていなかった」と説明しましたが、一転、わずか4日後の8日、頭取自ら会見し、「当時の頭取は認識していた」「自分も知り得る立場だった」と説明を覆しました。歴代の頭取がなぜ問題を放置したのか、第三者委員会が調査する方針です。

 信販会社を通じて暴力団関係者への融資を放置していた問題で、弁護士3人によるみずほ銀行の第三者委員会は、8日から放置した経緯や原因の調査を始めました。この調査結果は、金融庁にも提出されますが、金融庁は、みずほ銀行からすでに異なる説明を受けているため、みずほ銀行が資料を隠していたことなどが確認された場合は、追加の行政処分を検討する方針です。意図的な隠ぺいの可能性も浮上しているため、今後は、誰が問題の融資を放置するように指示し、なぜ金融庁に事実と異なる報告をしたのかが焦点となります。

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