流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、通信販売大手のニッセンホールディングスをTOB=株式公開買い付けによって買収すると発表しました。
セブン&アイ村田社長:「ニッセンのカタログ販売やネット販売を高く評価し、リアルの店舗と融合する」
セブン&アイは、IT事業の子会社を通じてニッセンの株式の50.1%を上限に、1株410円で3日から来月22日までTOBを実施します。UCCホールディングスなどニッセンの大株主がTOBの応募に同意しているということです。ニッセンを子会社化することで、インターネット販売など顧客の購買チャンネルを広げるとともに、物流などの効率化を図る狙いです。一方、ニッセンはスーパーや百貨店などこれまで扱っていなかった商品の販売が可能になります。また、コンビニ店頭での商品の受け取りなど、利便性を高め顧客層の拡大を図ります。
広告