経団連は、米倉弘昌会長の後任に東レの榊原定征会長を推すことを正式に発表しました。
 経団連・米倉会長:「東レは日本を代表する製造のエクセレントカンパニー。(榊原氏は)その会長として企業経営にあたり、業界のみならず、日本経済をリードした」
 榊原氏は、東レ社長時代に航空機などに用いる炭素繊維を世界1位に引き上げ、2007年から4年間、経団連の副会長を務めていました。通例、経団連の会長は現職の副会長から選ばれ、OBの起用は異例ですが、米倉会長は「自分が会長に就任したのも副会長を退任した後だった」と話し、特別な事情による人選ではないことを強調しました。
 東レ・榊原定征会長:「日本経済を本当に再興しなくてはいけないということは国民的な課題。(次期経団連会長にと)指名を受けたのであれば、まさに天命」
 また、次期経団連会長に正式に指名された榊原氏は「青天のへきれきだった」としつつも、「全身全霊を尽くして頑張りたいとファイトが出始めている」と述べ、就任に向けた意欲を示しました。榊原氏は、6月に開かれる経団連の定時総会で正式に会長に就任します。                      
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