「ジャパンディスプレイ」が来月、東証に上場

　日立製作所、東芝、ソニーの3社から中小型液晶パネル事業を切り離して発足した「ジャパンディスプレイ」が来月、東京証券取引所に上場することが決まりました。

　ジャパンディスプレイは、東証への上場申請を14日に承認され、来月19日に1部か2部に上場します。3社の中小型パネル事業を2012年に統合してから約2年での上場となります。公募価格は来月上旬に決まりますが、上場時の時価総額は5000億円を超える大型上場になる見通しです。主力製品は、スマートフォンやタブレット端末向けですが、自動車用の小型パネルも需要の伸びが見込まれています。一方、約7割の株式を保有する官民ファンドの産業革新機構は、初めて上場によって出資した資金を回収することになります。