マルハニチロ(当時アクリフーズ)の群馬工場で、冷凍食品に農薬が混入された事件を受けて、会社の対応について検証する第三者委員会が、危機管理体制の甘さを指摘する中間報告を発表しました。
中間報告では、農薬「マラチオン」が検出されたにもかかわらず、その毒性について過小評価したことは致命的とした上で、それによって対応の遅れを招いたとして、会社の危機管理体制の甘さを指摘しています。また、事件との関係については不明としながらも、去年10月から12月にかけて冷凍ピザにつまようじなどの異物が混入していたとの苦情が5件あったことを公表しました。第三者委員会は、中間報告をもとに、5月下旬に再発防止策について最終報告をまとめる予定です。
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