経済

2014年5月19日 20:46

「隣国と相互理解を」米倉経団連会長が最後の会見

2014年5月19日 20:46

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 来月で任期を終える経団連の米倉会長は最後の定例会見で、中国や韓国との関係について、今後とも経済界が民間交流の活発化に努める必要があるとの考えを強調しました。

 米倉経団連会長:「友達は選べるが、隣国は逃げ出すわけにはいかないので、(隣国と)相互理解、相互信頼を深めていかないといけない。国民的なレベル、そういったレベルの交流をどんどん深めて、信頼関係、理解関係を促進していくべきだと思っている」
 米倉会長は日本と中国・韓国について、「政治レベルでは関係が冷え込んでいるものの、ビジネスでは緊密な関係が続いている」と述べ、経済交流を足掛かりに関係改善に期待感を示しました。また、東日本大震災については「3年経った今も27万人を超える被災者が仮設住宅での生活を余儀なくされている」と指摘し、街づくりなど復興の加速を求めました。米倉会長は来月上旬の定時総会で任期を終え、後任の経団連会長には東レの榊原定征会長が就任します。

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