食品メーカー大手の「味の素」は、アメリカの食品メーカーを約840億円で買収すると発表しました。味の素の企業買収としては過去最大となります。
味の素が買収したのは、アメリカで冷凍食品の製造・販売を手掛ける「ウィンザー・クオリティ・ホールディングス社」です。買収額は約840億円で、11月上旬に完全子会社化する予定です。ウィンザー社は、アメリカで中華やタイ料理などアジア料理の冷凍食品でシェアトップの企業です。味の素は、ウィンザー社の商品や生産・物流拠点を獲得することで、北米での冷凍食品事業を強化する狙いがあります。味の素の冷凍食品事業は昨年度の売上高が国内外合わせて約1040億円でしたが、今回の買収を受けて、2016年度には約1900億円を目指すということです。
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