営業利益は過去最高を更新　日立製作所の業績予想

　日立製作所は、今年度の通期連結決算について業績予想を上方修正し、営業利益は5800億円と過去最高を更新する見通しと発表しました。

　日立製作所は今年度の売上高の予想を従来より1000億円増やし、9兆5000億円としました。住宅投資が進む中国向けのエレベーターや鉄道など新興国向けのインフラ輸出が牽引（けんいん）役となっていて、本業のもうけを示す営業利益の予想は5800億円と、2年連続で過去最高を更新すると見込んでいます。また、同時に発表した今年4月から9月の中間決算は、売上高が4兆4967億円となり、営業利益は去年の同じ期に比べて23％増加して2140億円となりました。税引き後の純利益は2.8倍の915億円でした。円安が進んだことも追い風となり、燃料費の増加を差し引くと、営業利益の押し上げ効果は上半期で30億円程度あったとしています。