大手格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは、日本国債の格付けを引き下げたと発表しました。
ムーディーズの格付けでは、日本国債はこれまでAa3で、中国や韓国、台湾などと同じでしたが、一段階下のA1に下げられたことで、イスラエルやチェコ、オマーンなどと同じになります。格下げの理由として、ムーディーズは、消費増税の先送りによって財政健全化の目標達成が困難になる、安倍政権の成長戦略に対する不確実性の高まり、国債の利回りが上昇する可能性を挙げています。これに対して、財務省は「民間会社の分析に逐一、回答はしない」としています。
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