688億円 ユニクロ運営会社 円安で最終利益6割増[2015/01/08 16:55]

 ユニクロなどを運営するファーストリテイリングが発表した去年9月から11月の決算は、主に海外事業が好調だったことから純利益が去年の同じ時期に比べて64%増加し、過去最高となりました。

 2015年8月期の第1四半期の売上高は4795億円で、去年の同じ期に比べて23%増加しました。特に中国や香港などでの海外事業が好調で、売上高に占める海外でのユニクロ事業の割合が35%に伸び、国内のユニクロ事業の割合が初めて50%を切りました。本業のもうけを示す営業利益は40%増加し、913億円となりました。また、税引き後の最終利益は688億円と64%増加しましたが、為替レートが円安となったことで外貨建て資産などによる金融損益を153億円プラス計上したことが主な理由です。売上高・営業利益・純利益ともに、第1四半期としては過去最高となりました。また、ファーストリテイリングは円安の加速を受けて、国内のユニクロ商品について「環境を見ながら値上げをしていかざるを得ない」として、値上げも検討していることを明らかにしました。

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