電機各社のテレビ事業の見直しが相次いでいます。パナソニックは、中国での液晶テレビの生産から撤退すると発表しました。
パナソニックは、中国の薄型テレビ工場の操業を停止し、運営する合弁会社の清算手続きに入ると発表しました。中国メーカーとの価格競争が激しく、自社生産の継続は困難と判断しました。今後は現地企業に生産を委託し、パナソニックブランドによる販売は続ける方針です。また、北米向けに生産しているメキシコ工場の売却も検討しています。パナソニックとしては収支改善を図り、テレビ事業の早期の赤字脱却を目指します。液晶テレビを巡っては、東芝も先月、海外向け製品の自社開発・販売について3月から順次撤退し、ブランド供与で収入を得る事業に転換すると発表するなど、電機各社のテレビ事業の見直しが相次いでいます。
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