職人の技、海外に売り込め　各地の伝統工芸が大集合

　地方経済活性化のため、全国各地の伝統工芸品を一堂に集めて紹介する国内最大規模のイベントが始まりました。

　日本のものづくりの原点とされる伝統工芸品の市場は年々、縮小傾向にありますが、「南部鉄器」（岩手）や「金沢箔（かなざわはく）」（石川）など一部は海外で高い人気を誇り、輸出が増加しています。今年の展示会では、初めて英語と中国語の通訳を配置するなど、外国人客の取り込みを強化しました。経済産業省が指定した全国の伝統工芸品約80品目を24日まで展示・販売し、その魅力を国内外にアピールします。安倍政権が成長戦略に掲げる地方経済の活性化につなげる狙いです。