経済

2015年5月13日 18:40

ワタミ、創業以来初の赤字 最終赤字は126億円に

2015年5月13日 18:40

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 居酒屋チェーンなどを展開するワタミは13日、2014年度の通期の連結決算について、創業以来、初めて営業損益が赤字に転落したと発表しました。

 ワタミ・清水邦晃社長:「創業以来、大変、厳しい結果になったことを深く受け止めている。業績改善のためには、国内外食の回復がすべてだと思っている」
 ワタミは主力の居酒屋事業の低迷に加え、介護事業も施設への入居率が伸びないなど振るわず、2014年度の連結の売上高は1553億円と前の年度に比べて約5%減少しました。本業のもうけを示す営業損益も20億円の赤字に転落、さらに不採算店舗の閉店などで特別損失が膨んだため、最終赤字は126億円まで拡大しました。営業赤字は1984年の創業以来、初めてです。ワタミは国内の外食事業で昨年度100店舗を閉鎖したのに続き、今年度も85店を閉めるなどコスト削減を進めるほか、昼間も営業しているレストラン業態にも積極的に進出し、黒字化を目指すとしています。

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