国内最大規模のおもちゃの見本市「東京おもちゃショー」が18日に開幕しました。消費税の増税で消費の回復が鈍いなか、おもちゃの昨年度の売上高は、過去10年で最高の7367億円を記録しています。「アナと雪の女王」などのキャラクター商品が人気を集めたことが要因で、おもちゃショーでは今年も世相を反映したものが勢ぞろいしています。
(経済部・柴田広夢記者報告)
今年の世相を反映したおもちゃの一つ、超小型のドローンです。手のひらに乗ってしまう大きさですが、小型のヘリコプターにカメラが搭載されていて、動画や静止画を撮影することができます。普段、なかなか撮影できない視点での撮影が可能ということです。撮影した映像はパソコンなどで確認できます。また、自動で飛行するドローンを撃ち落とすというおもちゃも登場しました。そして、もう一つの注目が「ウェアラブル」です。頭に装着して360度のバーチャルリアリティーを楽しめる本格的なおもちゃもあります。腕時計型のおもちゃですが、様々な機能が搭載されていて、写真や動画が撮影できるほか、ゲームを楽しむこともできます。少子高齢化が進むなか、子どもだけでなく、大人も楽しめるおもちゃで各社が市場拡大を狙っています。国内外の149社が約3万5000点のおもちゃを出展しています。
広告