経済

2015年8月31日 11:52

絶滅危惧 太平洋クロマグロ 日本がルール作り提案

2015年8月31日 11:52

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 絶滅危惧(きぐ)種の太平洋クロマグロをどう資源管理していくか、国際会議が始まりました。太平洋クロマグロの資源量は現在、約2.6万tと過去最低水準になっています。2024年までに4.3万tまで回復させることがすでに決まっていますが、アメリカは、今後15年間で約9万tから19万tまで増やすべきだとかなり高い目標を掲げています。

 会議は31日から4日間で行われます。太平洋クロマグロについては、国際的な資源管理が今年1月から始まっています。今後、資源量が大幅に減った場合には漁が禁止される恐れがあることから、日本は会議で緊急に行うべき漁獲規制のルール作りを提案します。一方、アメリカは現在、2.6万tの資源量を2030年までに漁がないと仮定した場合の資源量の2割、9万tから19万tまで増やすべきだと主張していて、激しい議論が予想されます。

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