「三井住友海上火災保険」がイギリスの損害保険大手「アムリン」社を約6350億円で買収すると発表しました。海外事業を強化することで収益基盤の拡大を図ります。
三井住友海上は、アムリン社の株式を100%取得して子会社にします。1903年創業のアムリン社は、ロンドンに本社を置き、保険会社が巨額の支払いに備えて保険を掛ける「再保険」や海上保険の分野に強みを持っています。去年の売上高に相当する収入保険料は約4690億円でした(三井住友海上は1兆4450億円)。国内の損保市場は、人口の減少などで主力の自動車保険は大きな成長が見込みにくくなっています。生命保険も含め、保険業界では、海外企業の買収で収益基盤の強化を図る動きが活発になっています。
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