トヨタ　今年度通期の最終利益、過去最高の見通し

　トヨタ自動車は、今年度通期の連結純利益の予想を2兆2700億円に上方修正し、過去最高を更新する見通しとなりました。
　
　トヨタが5日に発表した2016年度3月期の連結の業績見通しは、売上高は27兆5000億円（1％増）、営業利益は2兆8000億円（1.8％増）に据え置いたものの、税引き後の純利益は200億円上方修正して2兆2700億円となりました。純利益は前年度より4％増え、過去最高を更新する見通しです。ただ、関連会社の爆発事故で1週間ほど工場の操業を停止した影響については「見積もりは困難だ」として、見通しには織り込んでいないとしています。一方、同日発表した10月から12月の業績については、売上高は去年の同じ期に比べ2.4％増の7兆3398億円でしたが、営業利益は5.3％減少し、7222億円となりました。国内やアジアなどで販売台数が減少したことに加え、研究開発費など経費の増加が要因となっています。