経済

2016年4月19日 18:02

セブン&アイHD、新体制の人事案が決定

2016年4月19日 18:02

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 「流通のカリスマ」といわれた鈴木敏文会長が引退表明するなど混乱の続いていたセブン&アイ・ホールディングスの人事案が決定しました。

 セブン&アイ・ホールディングスは19日午後、取締役員会を開き、セブン−イレブン・ジャパンの井阪隆一社長をホールディングスの社長に昇格させる人事案を決めました。グループを率いてきた鈴木会長は全役職から退任し、村田紀敏社長も退任する予定です。5月末に開かれる株主総会を経て新体制が発足します。取締役会には、鈴木氏を含む取締役15人が全員出席し、全会一致で決定したということです。ホールディングスの新体制では会長職を置かず、副社長職を新設しました。また、セブン−イレブン社長には古屋一樹副社長が就任する予定です。鈴木氏の処遇については名誉顧問などが検討されていますが、慎重な意見も出ていて、退任時まで調整が続くとみられます。

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