不正の実態は?組織的関与は?三菱自動車が緊急会見[2016/04/26 17:05]

 三菱自動車は、国土交通省に燃費問題を報告した後、緊急会見を開いています。会見場から報告です。

 (経済部・岸田慎介記者報告)
 (Q.国交省にはどのような報告に行ったのか、また会見の内容は?)
 26日のこれまでの会見で明らかになっていることは、開発の段階で度々、目標の燃費数値が上方修正されていたということです。また、その際に目標燃費に合わせて過去のデータを用いて、実際には測定せずに机上で算出していたことが明らかになっています。また、大半の車種で国が定める測定法と異なる方法で測定していた問題については、これまでの調査の流れを時系列で説明することにとどまり、不正の原因などについて具体的なものは全く示されていません。現在も会見が続いていますが、会見場には報道陣が多数、詰め掛けていて、会見の外の部屋まで記者があふれている状態となっています。
 (Q.今回の不正の背景には燃費性能担当部長の指示だったということだが、経営陣、会社組織ぐるみだったのか?)
 今のところは、不正が一部の関与にとどまっていたのか、その辺りの背景は全く明らかになっていません。会見は続いていますが、不正に至る原因・背景に関する記者の厳しい質問が相次いでいます。燃費に対するプレッシャーが不正に働いたのか、今後、三菱自動車側は第三者委員会を設置して調査を進めるものとなります。

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