都心回帰 大妻女子大学の新校舎が千代田区に完成[2016/05/26 00:18]

 私立大学の都心への回帰が進むなか、大妻女子大学が東京・千代田区に建設していた新しい校舎が完成し、報道陣に公開されました。

 大妻女子大のH棟は地上8階、地下2階で、千代田区三番町の千代田キャンパスの北側にあります。老朽化したオフィスビルを三菱地所が建て替え、大妻女子大が買い取りました。現在、東京・多摩市にある社会情報学部と比較文化学部を来年から移転させ、千代田キャンパスへの学部集約を進めます。中央大学も法学部を東京・八王子市から東京・文京区に移す計画です。各大学は高度成長期に都心から郊外へキャンパスを移しましたが、学生数が急激に減少するいわゆる2018年問題を控え、学生が集まりやすい都心へ回帰する傾向を強めています。
 大妻学院財務センター・星基大課長:「楽観できない厳しい状況なので、校舎を千代田に移転することで学生募集に効果があればと思っている」

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