経済

2016年8月2日 13:54

国債売られ長期金利が急上昇 4カ月ぶり高水準

2016年8月2日 13:54

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 日銀の追加緩和が難しくなるとの思惑から国債が売られ、長期金利が急上昇しています。

 債券市場では国債を買い控える動きが強まり、指標となる10年物国債の利回りは一時、マイナス0.025%に急上昇(価格は下落)しました。今年3月16日以来、4カ月半ぶりの高い水準です。日銀の黒田総裁が先週、次回9月の会合で現在の金融政策を「総括的に検証する」と表明したことで、マイナス金利政策や国債の買い入れ策を軌道修正するのではとの警戒感が広がっています。長期金利は、銀行の住宅ローン金利を決める際の指標にもなるため、金利の上昇が続けば今後の住宅市場に与える影響も懸念されます。

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