日銀の金融政策による低金利で生命保険会社の運用が苦しくなったことを受け、保険商品の値上げや販売をやめる動きが広がっています。
日本生命は10月から、一時払終身保険の保険料を値上げすると発表しました。日銀のマイナス金利政策の影響で、運用先である国債の利回りが低下していることが原因で、50歳男性が500万円の保険に入る場合で約27万円、50歳女性では約33万円の値上げになります。一方、第一生命も一時払いの終身保険と一時払いの養老保険を9月から販売停止していたことが分かりました。「将来的に金利が上昇して解約が相次いだ場合、損失が出る恐れがあるため」と説明しています。
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