日銀によるマイナス金利政策の影響が出るなか、銀行が生き残りをかけます。ゆうちょ銀行はATMの送金手数料を1日から一部、有料に変えました。
ゆうちょ銀行はこれまでATMからの送金手数料を何回でも無料にしてきましたが、9年ぶりに一部、有料に変えます。月3回までは無料ですが、4回目以降は123円の手数料がかかります。マイナス金利政策で資金運用による収益確保が厳しくなったことが影響しています。さらに、銀行界では貸し出しによる金利収入が伸び悩むなか、手数料を巡る競争が激しくなっています。メガバンクを含む金融機関の一部では、保険を販売した際に保険会社から受け取る手数料を今月からチラシなどで新たに開示します。金融機関がより高い収入を得るため、客に合った保険よりも手数料の高い商品を勧めるケースがあるとして、金融庁は自主的な開示を求めていました。
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