国交省の狙いは？　地域航空会社の統合を提案

　国土交通省がANAホールディングスと日本航空に対して、地域航空会社の経営統合を検討するよう提案していることが分かりました。

　全日空によりますと、国交省からはいくつかの提案があり、その一つにオリエンタルエアブリッジや日本エアコミューターなど、全日空や日本航空と資本提携などをしている5社の統合があるということです。これらの会社は主に、30席から70席ほどのプロペラ機で離島や北海道内を結ぶ路線を運航しています。しかし、利用率が低く、経営状況が厳しい会社もあります。国交省は統合によって燃料の調達などのコストを抑え、路線を維持する狙いがあるとみられますが、全日空は「統合に関して決まったことは何もない」としています。