再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、経済産業省の専門委員会は、風力発電の価格を初めて引き下げることを決めました。
1キロワット時あたりの風力発電の価格は現在22円ですが、経産省の専門委員会は、来年度から1円ずつ引き下げ、2019年度に19円にするとしました。風力発電の引き下げは初めてです。一方、住宅向けの太陽光発電は31円から段階的に引き下げ、2019年度に24円とします。7年連続で引き下げの見通しです。再生可能エネルギーの買い取り額は、2016年は2兆3000億円の見込みで、電気料金への上乗せは標準家庭で月額675円になります。経産省は価格を引き下げ、電気料金を下げる狙いですが、再生可能エネルギーの新規事業者の参入を妨げる可能性があります。
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