三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長が、今月末で辞任することが分かりました。訪日外国人の爆買いが一服したこともあり、業績が低迷しています。
大西社長は地方店舗の縮小で業績の立て直しを図る一方、飲食など外部企業との提携で多角化を進めてきました。しかし、中国人などによる爆買いの減少や消費の低迷で、2016年度の連結営業利益は前の年に比べて28%も減少する見通しです。三越伊勢丹は7日に取締役会を開き、大西社長の退任を決議します。関係者によりますと、経営戦略を巡る社内の対立も背景にあるとみられています。しかし、幹部は今回の人事について「経営陣の若返りを図る」ことが狙いだとしています。
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