経済

2017年5月11日 11:59

柏崎刈羽は再来年度にも再稼働 東電再建計画発表へ

2017年5月11日 11:59

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 東京電力は、福島第一原発の処理費用を捻出するために、新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働を「早ければ再来年度」とした再建計画をまとめました。11日午後に公表する予定です。

 福島第一原発事故の処理費用は22兆円規模に上る見通しで、東電は毎年、5000億円を捻出する計画です。柏崎刈羽原発7基の再稼働については、再稼働する数や時期で複数の想定を示し、最短で2019年度としました。しかし、再稼働には新潟県の米山知事が慎重姿勢で見通しが立っていません。また、原子力事業などで電力業界の統合・再編を進めるものの、利益を出せるのは「10年後以降」と予測しています。ただ、電力会社の反発が強く、処理費用を捻出できるか不透明です。

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