乳がん診断に光明 東芝が“極小カプセル”開発[2018/11/17 11:54]

 電機メーカー「東芝」はヒトの組織に浸透する極めて小さなカプセルを使って、がん細胞を生きたまま観察できる新技術を開発しました。

 開発されたのは、細胞の中に入り込める1万分の1ミリのカプセルです。このカプセルにがん細胞に反応して光る検査用の遺伝子を組み込み、採取したヒトの組織に入れるとがん細胞を生きたまま観察できます。乳がん検診などの精度の向上が見込まれ、2022年に臨床試験の開始を目指すということです。東芝は原発事業の損失から主力のメモリー事業を売却していて、今後、精密医療を成長戦略の柱にしたい考えです。

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