消費増税時にローソンが自腹を切って6%分を還元します。このニュースのポイントについて、経済部・進優子記者の解説です。
消費税増税に伴って元々、中小には5%、ローソンなど大手チェーンのコンビニエンスストアには2%を国が還元するとしていました。ここにローソンが今回、4%を自腹で上乗せすることが分かったというのが今回のニュースのポイントです。ローソン以外の大手のコンビニもお客さんを囲い込みたいという気持ちはあると思うので、ローソン同様、自腹を切って独自の決済サービスを使って値引きキャンペーンを行う可能性は非常に高いです。大手スーパーのイオンも自社の電子マネーで7月から決済するとポイントが2倍になるということが分かりました。そのように、いずれもキャッシュレスというのが条件になってきます。今後、各社それぞれ独自の決済方法が乱立してくる可能性はあります。大手は自腹を切ってポイント還元率を高くすることができますが、中小企業はなかなか厳しいところがあるので、自前でこの還元率をさらに上げてくるのは難しいとみられます。
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