原発処理水の放出 自然被ばくより「十分に小さい」[2019/11/18 17:19]

 福島第一原発の汚染水を処理した水について、経済産業省は海などに放出した場合、周辺の人の被ばく量は自然被ばくより「十分に小さい」という試算を公表しました。

 福島第一原発の処理水の処分方法を検討する会議で、経産省は1年間ですべて放出した場合、周辺の人が被ばくする線量は海では約0.052から0.62マイクロシーベルト、大気では約1.3マイクロシーベルトと試算しました。自然界からの被ばく線量2100マイクロシーベルトに比べて「十分に小さい」としています。ただ、海洋放出は地元の漁業関係者が反対していて、委員からは「魚や海藻などの被ばく量も出すべき」との意見も出て、次回の会議で示されることになりました。

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