不適切な保険の販売が相次いだことを受けて、金融庁はかんぽ生命と日本郵便に業務停止命令を出す方向で検討に入りました。
かんぽ生命は、保険料を二重に取るなど顧客に不利益を与えた可能性のある契約が過去5年間で約18万3000件見つかっています。関係者によりますと、社内調査の結果、法令や社内ルールに違反した疑いのある契約が1万2000件以上あったということです。金融庁は営業現場に悪質な販売行為が蔓延(まんえん)していたとして、かんぽ生命と日本郵便に業務停止命令を出す検討に入りました。また、親会社の日本郵政に対しても内部管理体制の強化など抜本的な再発防止策を求める業務改善命令を出す見通しです。
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