日本郵政、純利益4割減 かんぽ生命だけは増益[2020/08/07 23:37]

 日本郵政グループが今年4月から6月までの決算を発表し、新型コロナウイルスの影響で前の年の同じ時期と比べて純利益が4割以上、減ったと発表しました。

 日本郵政グループの今年4月から6月までの決算は売上高にあたる経常収益が前の年の同じ時期と比べて6%減った2兆7930億円、純利益は41.7%少ない787億円でした。日本郵便は新型コロナウイルスの影響で巣ごもり消費が増加し、通信販売などに使われる「ゆうパック」の需要は2割(26.4%)以上、増えたものの経済活動の停滞で主力の郵便の取り扱いが減って減益でした。ゆうちょ銀行も新型コロナとマイナス金利の影響で減益でした。グループでは唯一、かんぽ生命だけが保険の不正販売により営業活動の自粛を続けたため経費が減って増益でした。

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