NTTが子会社で携帯電話大手「NTTドコモ」のすべての株式を取得し、完全子会社化する方針を固めたことが分かりました。
NTTは現在、ドコモの6割強の株式を保有していますが、TOB(株式公開買い付け)で一般株主から残りの株式を取得して完全子会社化する方針です。投資額は4兆円規模になる見通しで、国内企業へのTOBとしては過去最大になります。関係者によりますと、次世代通信「5G」やIoT(モノのインターネット)化への投資などを効率よく進める狙いがあり、菅総理大臣が進める携帯電話料金の値下げにつながる可能性があるということです。NTTとドコモは29日午後にも記者会見で発表する方向で調整しています。
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