印鑑廃止の流れで…請求書電子化の効果は年1兆円[2020/10/04 14:43]

 ハンコを廃止する動きが広がるなか、紙の請求書を電子化した場合の経済効果が年間1兆円を超えるとの試算が発表されました。

 関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によりますと、紙の請求書を電子化した場合、発送費用や作業時間の削減によって得られる年間の利益は1社あたり大企業で約666万円、中規模の企業で約200万円になるということです。国内で請求書を電子化している企業は34.2%にとどまることから、電子化を100%達成した場合には年間の利益の総額は約1兆1424億円にまで膨らむとしています。報告書では請求書の電子化が一般に考えられているよりも大きな利益をもたらすと指摘しています。

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