「自由化ダメとの結論にしないで」 ガス協会が訴え[2021/01/27 07:26]

 電力の需給逼迫(ひっぱく)で電気の小売り会社の経営に影響が出ていることについて、日本ガス協会の広瀬道明会長は「電力自由化がダメだったという結論にしないでほしい」と訴えました。

 厳しい寒さの影響で全国的に電力の需給が逼迫したことで電力自由化以降に参入したいわゆる「新電力」=新規の小売事業者が調達する電気の価格が高騰しています。

 このため、楽天エナジーが新規の申し込み受け付けを一時停止するなど、「新電力」の経営に影響が出ています。

 日本ガス協会・広瀬道明会長:「(電力)自由化がですね、駄目だったと、そういうような短絡的な結論にならないように、それだけはぜひお願いをしたいなと」

 広瀬会長はこのように述べ、電力需給が逼迫した原因の分析や対策について早急な結論を出さないように求めました。

 また、火力発電の燃料となるLNG(液化天然ガス)の不足について、「個社ごとに対策を取るのは非効率」として、業界で連携する必要性を強調しました。

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