“お母さん食堂”廃止し「ファミマル」に…背景は?[2021/10/18 17:35]

 コンビニ大手「ファミリーマート」がプライベートブランドとして展開していた「お母さん食堂」を廃止し、新ブランド「ファミマル」を発表しました。この「お母さん食堂」という名前を巡って物議をかもしていました。

 「お母さん」という言葉の扱いをどうするのか…。企業名に「ファミリー=家族」という言葉が含まれるファミリーマートが、新しいブランド名を発表しました。

 ファミリーマート・細見研介社長:「それがファミマルでございます」

 「お母さん食堂」というネーミングは廃止し、他の商品群と合わせて新たに「ファミマル」というブランド名に統合するといいます。

 この「お母さん食堂」。街で話を聞くと…。

 街の人:「あんまり悪い印象はなかったです」「お母さん食堂って温かい感じがして、名前は好きです」「なんか安心感が私はある。お父さん食堂よりは…はい」

 と、なかなかの人気。

 その一方、このネーミングを巡っては「料理を作るのはお母さん」といった、性別役割分担意識を固定化し助長しかねないなどと反対する運動もありました。

 ファミリーマートはこう言います。

 ファミリーマート・マーケティング責任者:「署名活動自体は、お母さん食堂の刷新の意思決定の要因にはなっていませんが、もちろん色んなご意見を頂いたし、実際、署名も頂きました。皆さんにきちんと受け入れられるような名前、コンセプト、パッケージも含めて、ずいぶん色んな検討をさせて頂いた結果がこのファミマルと…。」

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