システム障害などが相次いでいるみずほフィナンシャルグループが4月に退任する佐藤康博会長の後任に今井誠司副社長を充てる方向で調整に入ったことが分かりました。
システム障害などが相次いでいるみずほフィナンシャルグループでは坂井辰史社長が引責辞任し、4月に任期を迎える佐藤康博会長も退任します。
関係者によりますと、佐藤会長の後任には今井誠司副社長を充てる方向で調整に入ったということです。
今井氏は59歳で1986年に当時の第一勧業銀行に入り、みずほ銀行ソウル支店長やアジア・オセアニア地域本部長を経て、おととしからはフィナンシャルグループの大企業や公共部門の責任者を務め、去年4月から副社長を務めています。
また、坂井社長の後任には大手都市銀行3行の社長で初めての平成入行となる木原正裕常務を充てる方向で調整していて、17日の取締役会で正式に決定される見通しです。
みずほ銀行では去年2月から12月にかけてATMが一時停止するなど9回にわたってシステム障害などが発生しました。
また、11日には法人向けインターネットバンキングで障害が起きています。
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