「春らしい服が欲しい」視覚障害者の希望に“寄り添う工夫”で応える接客【SDGs】[2022/04/15 12:19]

 テレビ朝日は「未来をここから」プロジェクトの一環で持続可能な社会を目指すSDGs企画をお伝えします。

 15日のテーマは「人や国の不平等をなくそう」です。

 視覚に障害がある人たちの買い物を便利にしようとする取り組みを取材しました。

 今、店内で買い物をしているのが視覚に障害がある方です。色や柄が分かりにくいということでお店の人が丁寧に説明しています。

 北原さん(32):「視覚障害が進行してくると無難な色やモノトーン。きょうも黒のパンツやダーク系な…」

 弱視の北原さん。春らしい服を探しています。

 店員:「淡めの薄いオレンジ。明るめの色になっている」

 北原さん:「すごく春らしい、さわやかな感じ」「(Q.どうですか気分は)久しぶりにこういう明るめの服を選んだので、すごく気分がいい」

 どのような接客を望んでいるのか、大手アパレルのワールドが先月、視覚障害者を集めて話を聞きました。

 参加者:「ブランドが(服の)どこに書いてあるのか。文字の大きさとか知りたい。大きすぎるといやらしいじゃないですか」「中途で見えなくなった方と先天性でずっと見えない人によって違う」

 27歳の時に病気が見つかった川端さんは…。

 川端さん(53):「接客するときに『こちら、あちら』とか“こそあど言葉”を使わないで頂けると視覚障害があって視野がすごい狭いので『え?どっち?』ってなっちゃう」

 川端さんの指摘は届いたのでしょうか…。

 店員:「左手のほうに曲がりながらここで右手に曲がります。左手の正面にスカートをお持ちしました」

 商品の説明は…。

 店員:「今触っているのがカラーとしては『グリーン』」

 川端さん:「えっと深緑?」
 
 店員:「実際見てみると水色に寄っているような…」
 
 川端さん:「一番どっちだか分からない色…」

 色の説明には課題が残りますが、川端さん、春らしい服を買うことができました。

 「ワールド」では、今回取材した東京・豊洲の2つの店舗で視覚に障害があるの人への接客を積み重ねてマニュアルを作り、全国の店舗にもノウハウを徐々に広げていきたいとしています。

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