損害保険大手3社 ロシア全海域の船舶保険を値上げ[2022/04/20 11:35]

 日本の損害保険大手3社は、ロシア周辺のすべての海域を通る船の戦争被害に対応する保険を20日から事実上、値上げしました。

 東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパンの3社は、イギリスなど海外の保険業界がロシア全域をリスクの高い地域に指定したことを受けて、保険料の事実上の引き上げを判断しました。

 ロシアによるウクライナ侵攻で船舶が被弾する危険性が高まるとして、3月からウクライナ周辺の黒海などを対象に値上げしていましたが、今月20日から対象海域を拡大しました。

 ロシア周辺の海域は、液化天然ガスなどの運搬に使われていて、保険料引き上げは運賃に転嫁されて商品価格の上昇につながる可能性があります。

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