NPFC サンマの漁獲枠25%削減で合意[2023/03/25 02:50]

 サンマなどの漁業資源の管理を話し合う国際会議は、サンマの漁獲枠をおよそ25%減らすことで合意しました。

 2年ぶりに開催されたNPFC=北太平洋漁業委員会には日本やロシア、中国、韓国、台湾など9つの国と地域が参加しました。

 会合では「サンマの資源状況は悪化している」との認識で一致したものの、サンマの回復を促すため「大幅に削減すべき」とする日本の主張に対して「急激な削減は現実的ではない」との意見が複数あがりました。

 最終的に合意に達した漁獲枠は、現在から25%程度少ない「年間25万トン以内」となりました。

 しかし、最近の総漁獲量を大きく上回るため、資源管理の実効性に課題を残す形となりました。

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