経団連会長として31日から2期目に入る十倉雅和氏は持続的な賃上げを実現し、広がる格差の是正に取り組みたいなどと抱負を語りました。
十倉会長:「格差の是正、拡大、再生産を止めると。分厚い中間層を作るというのは2期目の方に残していますんで、これを2期目はやりたいと思います」
経団連会長の任期は最長で2期4年です。
十倉会長は31日までの1期目の2年間について、脱炭素化と経済成長の両立を目指すGX(グリーントランスフォーメーション)に注力したと述べました。
GX推進法は今月12日に成立しましたが、官民が連携しての投資や排出量取引の実施などを政府に提案したほか、「産業界で分かれる利害を調整して、経団連として日本の取るべき方法の道筋を示したということで成果があったのではないか」などと振り返りました。
2期目の課題には少子化や日本経済停滞の一因にもなっている格差の是正や拡大の解消を挙げ、持続的な賃上げの実現や社会保障制度改革などの必要性を強調しました。
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