外国為替市場で円が値上がりし、1ドル=138円台をつけました。およそ1カ月半ぶりの円高水準です。
ニューヨークの外国為替市場で12日、一時、1ドル=138円台前半を付けた流れを受け、東京市場でもおよそ1カ月半ぶりに138円台で推移しています。
アメリカで発表された6月の消費者物価指数でインフレの鈍化が示されたことで、FRB=米連邦準備理事会による利上げ停止が近付くという観測が市場に広がりました。
これにより、アメリカの長期金利が低下したことを受け、日米の金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが進みました。
市場関係者からは、「日銀が今月の会合で金融緩和政策を修正するとの観測から、さらに円高が進む可能性もある」との見方も出ています。
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