三菱UFJ銀行はアメリカの地方銀行最大手「USバンコープ」に約1300億円を追加出資すると発表しました。アメリカでの大企業向け取引を強化します。
三菱UFJフィナンシャル・グループは去年、1980年代から株式を保有する「ユニオンバンク」の個人・中小企業部門をUSバンコープに売却しました。
その対価として、子会社である三菱UFJ銀行がUSバンコープ株の2.89%を保有していますが、USバンコープの第三者割当増資に応じて日本円にしておよそ1300億円を追加出資し、株式保有率を4.39%に引き上げます。
全米5位の資産規模を持つUSバンコープとの関係を強化し、大企業中心の法人取引に特化する狙いです。
また、必要があれば米ドルを調達できる取引でも合意し、市場の変化に対応する体制を整えるということです。
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