気候変動などによる世界のリスクとして懸念されている「水不足」について、大手飲料メーカーが水の保全に向けた取り組みを発表しました。
サントリー食品インターナショナル 小野真紀子社長:「グループ内で唯一、水そのものを製造・販売している会社として、水のサステナビリティ活動を率先して行う必要があると考えている」
アメリカの経済誌フォーブスで「世界で最もパワフルな女性」100人に選出された小野社長が公の場に初めて登壇し、水を扱う企業として、工場で使用する以上の水を自然に育む活動の重要性について語りました。
近年、気候変動や人口増加などによって「水不足」のリスクが懸念されていて、企業としての対応が世界的に求められています。
サントリーグループも森林の整備などを行い、国内では使用量の2倍以上の水を自然に還元していますが、海外にも多くの工場があることから、水不足のリスクが高いスペインで新たにこうした活動を開始すると発表しました。
サントリーグループは、2030年までに自社工場の半数以上で使用する水の100%以上を自然に還元すると目標を掲げていて、今回、この取り組みを通じて達成に向けて加速したいとしています。
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