あらゆる業種で人手不足が深刻化するなか、去年1年間に人手不足が原因で倒産した企業がこれまでで最も多かったことが分かりました。
帝国データバンクによりますと、2023年に人手不足が原因で倒産した企業は前の年の1.9倍に増え、260件となりました。
これまで最多だった2019年の192件を大きく上回り、この統計を始めた2013年以降で最も多い件数です。
業種別に見ると、時間外労働の上限規制適用で人手不足が懸念される、いわゆる「2024年問題」に直面する建設業と物流業が全体の半数を占めています。
特に建設業は91件に上り、前の年から2.7倍増えて過去最多を更新しました。
帝国データバンクは今後も人手不足が解消されなければ倒産に追い込まれるケースが数多く発生する恐れがあると分析しています。
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